2邦人殺害を警告

 昨日、日本列島を震撼させるニュースが報じられた。
それは、「イスラム国」が邦人2名を人質にし日本政府に対し、身代金2億ドルを要求、その映像が世界に流されたことです。
昨晩放送のBSプライムニュースでは、この事が緊急で番組になり、出演者2名が詳しく説明をしており、私も最後まで見ていました。
出演者は、元防衛大臣の小野寺五典氏とイスラム研究者佐々木良昭先生。
ちなみに、佐々木先生は拓殖大学の先輩であり、海外事情研究所の職員として長年イスラムについて研究をされておりました。
その後、日本財団へお移りになり、そちらで、執筆活動やイスラム研究をされているそうですが、数年前、私が関係する福祉団体とともに、財団へお邪魔した際、偶然にもお会いする事をふと思い出しました。
番組で、先生が仰っていましたが、今回の事件では世界から集まったイスラム国への参加者や、彼らの軍事的装備品、また、多くの人質を維持するための資金が枯渇してきた事から身代金の要求になったのではというお話でした。
結局、すいこうなる使命感を掲げ聖戦だとするもののやっていることは犯罪集団の類と何も変わらないと受け止めるべきでしょうね。
今後、世界はこうした新たなテロとの戦いにも対応する術を持ち合わせていかなければならない事でしょう。

 少し映画の話になりますが、ずっと前、私が中学生の頃、2本立て(昔は2本立てという組み合わせで映画を上映していました)の映画で、
「エンテベの勝利」という映画がありました。
これは、1976年に発生したハイジャック事件で、大勢のイスラエル人が搭乗したエールフランス機が、テロリストによりハイジャックされた後、アミン大統領率いるウガンダのエンテベ空港に着陸し、乗員乗客を人質に身代金の要求と、獄中のテロリスト仲間の釈放を要求していました。
困ったイスラエル政府は、自軍の国防軍に、人質救出作戦を実施させ、見事乗員乗客全員を無事に解放し、連れ戻した実話の映画ですが、このようなケースは極まれで、実行するには大きな決断がいりますが、時に、こうした事も必要かと少しだけ感じます。
しかし今回は、事実の確認や場所の選定、情報収集、交渉の有無などがあるので、イスラエルの様な事はできませんが、邪悪なテロに対しては絶対に屈しない姿勢は取らなければなりません。


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