
一昨日、浜松駅北口にて浜松ブルーリボンの会による平成26年度第1回目の街頭署名活動を実施しました。
寒い日となりましたが、多くの方が、署名活動や募金と、協力して下さり有意義な活動になりました。
最近は拉致問題に対するマスコミの報道が減り、国民の関心が薄らいできているのではという心配もありましたが、こうして街頭活動を行えば、多くの方が署名して下さり、”早く助け出してあげなければ”という声が耳もとに届き、賛同して下さる方の多さに安心しました。
さて、一昨日、拉致被害者松木薫さんの母、スナヨ様が、息子の帰りを見届けることなく熊本市内の病院で亡くなれました。
薫さんは1980年語学習得のため訪れていた欧州で消息を絶ち、その後、拉致をされた疑いが強まり日本政府により、正式に拉致認定をされました。
(同じく欧州で拉致された被害者が有本恵子さんです)
平成14年9月の日朝首脳会談で北朝鮮側は薫さんは1996年8月に交通事故により「死亡」したと報告をしましたが、「遺骨」が別人のもとと鑑定され、日本政府は拉致被害者として帰国を求めているのが状況です。
母、スナヨさんは認知症のため10年以上前から入院生活を続けており、ここ数年は寝たきりで、ほとんど口も聞けない状態でしたが、病床から薫さんとの再会を一心に祈り続けていました。
これまでに何度も高熱を出し生死の境をさまよっていましたが、その度に家族が「薫が帰ってくるまで頑張るんだよ」と声をかけて持ち直してきました。
昨年1月に入院先を古屋拉致問題担当大臣が見舞った際にもスナヨさんは古屋大臣に強い視線を送り、再会への母の思いを伝えた。
薫さんに会いたいという思いで何度も生命の危機を乗り越えたスナヨさん。
薫さんの弟、信宏さんは「ここまでよく頑張ってくれた」と冥福を祈った。
(今朝の産経ニュースより)
今年こそは是非とも進展をしてもらいたいと願うばかりです。