3月12日

熱血行動派

2012年03月12日 09:17

昨日、多大な被害をもたらした東日本対震災からちょうど1年が経過し、鎮魂の祈りを捧げるべく各地で追悼式が催され、また亡くなられた犠牲者を弔うとともにこの震災を風化させず、後世に伝える式典が国内のみならず、国外でも行われました。

 昨日の東京都の国立劇場で行われた政府主催の追悼式にご出席なされた天皇陛下はお言葉で「1年前の今日、思いもかけない巨大地震と津波に襲われ、2万人に及ぶ死者、行方不明者が生じました。
その中には消防団員を始め、危険が顧みず、人々の救助や防災活動に従事して命を落とした多くの人々が含まれていることを忘れることが出来ません。・・・・」と述べられました。
私自身、この言葉に大変共感させれます。
特集番組を見ていると最後まで防潮堤の門を閉鎖する作業中に津波に飲み込まれた地元の消防団員、休暇中震災に遭遇し最後まで自らの命を顧みず人々の救助に努めた地元駐屯地の自衛隊員、広報無線にて津波警報を訴え続け最後に津波に飲まれ命を落とされた女性職員など数えれば切りがありません。
亡くなられた多くの犠牲者とともにこうして最後まで職務を遂行された方々に、再度、心してご冥福をお祈り申し上げます。

先般、当ブログにおいても少しだけ書かせて頂きましたが、各都道府県の自治体で瓦礫受け入れが難航しているようです。
復興、町づくりは瓦礫の撤去からですが、命を賭して震災に対応してきた多くの人々がいた事を考えれば国と各自治体が協力して対処していくのは当然な事です。
地域エゴを乗り越えて助け合うという寛容な心が大事ではないでしょうか?
そう願いたいものです。

関連記事