無題。

熱血行動派

2008年08月06日 20:00

昨夜は雷が大変ひどかったようです。
小生が帰宅した頃合いには治まっていたのですが、今朝、妻の話によると“近くに落ちたようよ”という事でした。
確かに新聞には新原(町名)に落雷があり家が焼けたと出ていました。
その影響からか小生のPCがまたイカレテしまいました?(データの一部が無くなっている)
やれやれです。

さて最近、目を通す論文にジャーナリストの東谷暁氏がいます。
今月も某書にて日本経済の突破口・保守にとっての格差問題と題した論文が出ておりました。
以下一部をそのまま掲載します。

いま日本がすべきは、まず踏みとどまることだ。そして正気に戻ることだ!
「いったい、我々は何をやろうとしているのだろう」と。私たちはグローバル化とハイテク化を煽り、社会のあらゆる層から投資の資金を掻き集め、浅ましいマネーゲームを繰り広げたあげくに、極端な格差社会を作り出し、国内の地域社会を崩壊させて、世界にリスクと損失をばら撒き、政治資金調達機関でしかないような宗教組織を繁茂させたいのだろうか?
もちろん、若者たちの間で広がった格差社会への反感および恐怖は、数字だけをみれば余りにも大袈裟で見当違いのもののように見える。ましてや、その内実が80年代にも指摘されていたような格差拡大傾向とそれほど違いがないのであってみれば、あまりの過剰反応だといえるだろう。
しかし、日本において「保守」の名で行われたきた規制緩和や構造改革は、サムプライズ問題で行き詰まりが明らかとなったアメリカの「保守」が作り出した格差社会を目標としていなかっただろうか。
欺瞞と格差に満ちた拝金社会を、私たちは「保守」の名において、若者たちに「あれが我々の目指す理想だ」と繰り返し説いてこなかったろうか?
もしそうだとすれば、若者たちが次々と刊行される超格差社会アメリカについての本をむさぼり読んで戦慄を覚え、「蟹工船」に自分たちの将来を重ねても、それほど驚くべき事ではない。

まさしく今、日本社会が進もうとしている道は此処にあったのでしょうね。
正気に戻って本来の日本社会を取り戻していきましょう。

※尚、昨夜の暑気払いの件は、お気に入りのM,Sアセットマネジメント平野ブログにも出ていますよ。

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