小畑くにおBLOG

昨日のアメリカの大統領選挙は”思わぬ番狂わせ”の結末となりトランプ氏が当選し、次期大統領に選任される事となる。
多くの人がこれを予想していなかった結果だと感じるし、各種メディアもこうした結果になることは夢にも思っていなかったことだろう。
これにはアメリカ各州に、隠れトランプ支持者が予想以上にいたことの証であるかと感じる。
そして、その背景は、アメリカ国内の白人中間層のエスタブリュシュメントへの不満があることが選挙終了後に明らかにされた。
また、歯に衣を着せぬ、発言、例えばイスラム教徒はアメリカに入国させない。
とか、メキシコ国境に壁をつくる、不法移民は直ちに送還させる等々、職に就けない白人労働者や、失業者にとって自らが言いたい不満を
トランプ氏が代弁していることへの共感が更なるトランプ支持へとつながっていった結果かもしれない。
私たち日本から見ると、南シナ海・東シナ海といった外交安全保障は理解しているのか？
かつて、議員経験もない、軍人経験もない新大統領に、現在の世界の情勢が分かっているのかな？という不安が付きまとう。
日本のみならず、アメリカの同盟国はそう思うに違いないかと思います。
しかし、アジアにおいてもアメリカ軍の存在が、アメリカの利益に直結するものだと考えれば、現状変更することはまずないと思います。
一方で、今回の事実を肯定的に考えていけば、経済は別として、日本が国家として自立をしていかなければならない状況がいよいよ
訪れてきたのかもしれません。
すなわち、同盟関係は同盟関係として関係を維持しつつ、自らの国は自らで守らなければならないという自主独立的な発想でしょうか？
しばらくの間、日本が自由主義陣営のイニシアチブを執る状況もあるかもしれません。
いずれにせよ、どうなるか未知数だが、日本を取り巻く周辺諸国の反応を見ながら対応をしていかなければならない事でしょう。