昼休みに一言。

 先日地元の書店をのぞくと新刊のコーナーに小林多喜二著「蟹工船」が並べれてあった。
世界恐慌が起こった昭和4年に刊行されたプロレタリア作品なのですが、今年に入ってなぜか突然売れはじめ、急遽今年春に増刷をしたのだが追いつかず5万部を新に増刷したという事です。
ゆえに地元書店にも並べらえるようになったでしょう。
読者は若者が多いということだが・・・・
しかしなぜ今、このような時代の作品が再度読まれるようになったのか、現在の格差社会とワーキングプワがあまりにも一致しているのかも知れません。
政治が権威を失い拝金主義がそれに取って代わり、その構造からあぶれつつある若者が自分たちの社会観を描写しているように感じて、この「蟹工船」に共感を抱いているのでしょうかね?

新自由主義的価値観を追求するあまり日本社会におおいなる歪みが産まれてしまったのです。
改革を止めれば経済が停滞する?改革を続行すれば経済が成長する?
というイメージだけが残されているようにも感じますが(宣伝工作かな)
いずれにせよ資本家と政治屋が拝金主義のみだけに進んでいった結果という見方もあります。

それが今の政治に反映してか、政権与党も進も地獄、止まるも地獄的な状況なでしょうね。
改革続行を継続していこうとする勢力には与党として新たな党員(いままでの支持層とは別)の拡充がどうしても必要になります。
そうすれば今度はどうしても分裂を招くような状況にならざる負えないという状況になります。
構造改悪の傷跡はまだまだ大きいですね。




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