昨夜静岡にて「最近の中東情勢」という演題で母校の大学の先輩である渥美堅持先生が講演を行いました。
母校の先生との事で浜松より小生をはじめ学友4人で静岡に駆けつけました。
もともと東京にいる頃より高田の馬場にある先生の事務所にはお邪魔して色々な話を聞かしてもらっていました。
さて講演は前半はイラクで活動した自衛隊が国際的に高い評価を得た事。
イラクに埋蔵されている250万バレルとも言われるの原油を近隣アラブ諸国が投資の対象にしている事。
中国がかなりのサウジ周辺の原油の買占めをしている事などです。これにより現在の原油価格は上がっている事なのです。
後半ではレバノンの問題、ハマス、ヒズボラとイスラエルの関係やアラブ民族の特異性の話です。
この地域の国境線、複雑な部族、宗教や歴史観が根深い対立とテロという手段を利用して国際社会にお互いの立場をアピールしている事です。
そしてそこに蔓延る武器商人が問題をさらに複雑にしているようです。
さて今回レバノンでの事件の発端はイスラエルの兵士2人がレバノンで拉致された事による報復が原因のようですが、これは非はレバノン側にあるという事は国際社会も認識しているとの事、
そのための軍事的プレゼンスはやむおえないとのようです。
どこかの国のように国民が拉致されて20年以上もほったらかしている国など無いとの事です。
また総理や外務省が中東問題に和平の提案をしても日本を取り巻く北方4島や竹島、尖閣、拉致問題など何一つ解決できない国が他の地域の問題を解決出来るわけが無いと国際社会は見ているとのお話でした。
複雑なアラブ社会で国家として存在しているイスラエルは世界で一番、安全と安定という言葉を肌で感じてきているのだろう、
逆に今の日本は・・・・・・・・・危機意識は・・・・・
いずれにせよ原油を資源としない新しいエンジン開発が出来ない限りこのようなエネルギー問題は永遠と続くだろうとも言っておりました。
先生昨日はお疲れ様でした。